2014年7月17日木曜日

Scale manipulation in dictator games

独裁者ゲームで他者の行動を予想させるのと、その際に額を小さい側にアンカリングするのと大きい側にアンカリングするので行動は変わるかな?変わるよ、という論文。行動経済ぽいことを言われるとすぐになびくので読む。

Ockenfels, A., & Werner, P. (2014). Scale manipulation in dictator games. Journal of Economic Behavior & Organization, 97, 138–142. doi:10.1016/j.jebo.2013.11.002

10ユーロ渡して独裁者ゲーム。他のDictatorが平均いくらくらい出すでしょう?というアンケート(DI)と、recipentはいくらを期待しているでしょう?というアンケート(RE)を事前にとる。そして、その際にHighコンディション(3ユーロ以下、4,5,5以上)と、Lowコンディション(0,1,2,3,4以上)という提示の仕方をする。

学生対象にやります。実験後に独裁者ゲーム知ってる人と知らない人でわけて、知らない人を対象にする。ふむ?

DIの人では、HIGHもLOWも差がないけれど、REの人たちでは、HIGHのほうが高い額を渡している。

受取者の額を高くアンカリングされたDictatorは罪を避けたのではなかろうか。

ずいぶんとシンプルな検証だなおい。しかも本文4ページ。サプリメンタリーも対して情報が増えてないし。

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